【負動産】
平成29年6月30日 朝日新聞より
所有者不明の土地や、放棄したくても引き取り手がいない土地など、処分に困る不動産、
いわば【負動産】が全国に広がっている。
有識者でつくる所有者不明土地問題研究会の推計だと、所有者不明になっている可能性が
ある土地の総面積は九州より広いという。
日本の土地制度は土地神話に支えられ、資産価値を失わない前提でつくられている。
捨てることは想定されておらず、相続放棄しても、そのまま国や自治体が引き取ってくれ
るわけではない。
上記の事例として、神戸、三宮から1キロ超ほどの場所が記事になっています。
外壁が一部崩れ落ちた3階建ての空き家。
歩行者の危険が及ばないよう全体にネットが張られている。
この建物を行政指導できる特定空き家と判定し、市がネット代を負担。
当該建物は1971年を最後に相続登記されておらず、所有者が誰なのか不明。
当然処分のメドなし。
三宮からたった1キロでこの現状。
建物は人間と一緒でメンテナンスがいります。
外壁、防水などなど。
負動産。
負。
売るにも貸すにもどうにもならない。
税金もかかる。
登記費用もかかる。
放置。
つくりすぎたのかな。
大事に大切に扱いたいですね。