ご開業した時のことを少し思い出して頂きたいかと。
オープンまでにするべき優先順位を考え、事業計画を作成し、準備し、
逆算して、無事目標を達成されたはず。
閉店も準備や期間、イメージが必要と考えます。
不動産賃貸契約において、ほとんどの契約条項に、
原状回復・損害賠償義務
1 借主は、本物件を明渡すときは、借主の所有物の収去ならびに本物件内に設置した造作・間仕切りその他の設備の撤去をし、原状に回復し、貸主に明渡さなければならない。
2 借主の残置した物品等については、その価値の如何を問わず、所有権を放棄したものとみなし、貸主はこれらを任意に処分できるものとする。これらの処分に要する費用は借主の負担とする。
3 貸主の書面による承諾なしに原状を変更したとき、もしくは貸主の承諾があるときでも、原状回復を条件としたときは、借主は、物件明渡しの際にその費用で原状に回復しなければならない。ただし、借主が原状回復しないときは、貸主は借主に代わって原状回復し、その費用を借主に請求するものとする。
4 借主の故意または過失により、本物件を汚損・破損もしくは滅失等の損害を与えたときは、借主はその費用において修復し、または損害を賠償しなければならない。
また追加で特約において、
借主は、スケルトンにして明け渡すこととする。
等以上の文言が記載されている場合が多いと思います。
で、
・スケルトンってどこまでがスケルトンなのか?
・トイレ等は残置しても良いのではないか?
・床やグリストラップまで取るの?
等の疑問が出てくるはずです。
・ご自身の内外装・厨房設備がどれくらいの金額でなら売ることができるのか?
・厨房機器屋さんに引き取ってもらったほうがよいのか?
・そもそも売れるのか?売ることが可能なのか?
・ご自身の内外装・厨房設備がどれくらいの金額でなら売ることができるのか?
・厨房機器屋さんに引き取ってもらったほうがよいのか?
・そもそも売れるのか?売ることが可能なのか?
で、居抜きとしてご退去することも。
気持ちが前向きでなく、後ろ向きになるのが閉店。
閉店後のことはイメージ出来ているのでしょうか。
私なら出来でいないと答えると思います。
偉そうなことを言っていますが、所詮
居抜き物件を求めています!
が私たちの本心です。
しかしどのように閉店するかを知識として知っているか知らないかは
大きいかと思います。
貸主さんに物件を明け渡すまでに、是非準備を。
開業は儲けるために改装工事等の投資でしたが、閉店退店は投資ではなく、
原状回復費用という支出だけ。
支出圧縮。