こんな歌覚えてますか?
「柱の傷は一昨年の 五月五日の背比べ」
きっと小学校の音楽の時間に歌ったのではないでしょうか。
懐かしいと言うかしんみりすると言うか、
妙にしんみりする歌が唱歌には多いものです。
家にはそこに暮らした人達の思い出が宿ります。
お兄ちゃんが弟の身長を測ったあとが残る柱も実際に見たことがあります。
襖にかかれたクレヨンの落書きや、
天袋に置き忘れられた古い家族写真や、
畳に残ったタバコの焼け焦げの跡や・・・
そこに暮らした人達の歴史が室内のどこかに残されていたりするものです。
もちろん不動産屋としてはそうした傷は歓迎すべきものではありません。
次の入居者を募集する上ではリフォームするなりなんらかの対処をするものです。
住んでいた人にとっては思い出でも、
そこに住み始める人にとっては
見知らぬ他人の痕跡にすぎない場合もあるからです。
ただ、僕などは
クレヨンのかわいらしい絵などを見ると
「これを描いた子供もひょっとしたら今はいい大人なのかもしれない」
などとなんだか想像をたくましくして、
そこにある一つの歴史に意味もなく感動したりするのです。
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